「足跡」が持つ情報を活用したインターフェース
概要
足跡は、人が歩いた痕跡として自然と残るものであり、人の行動や存在など過去のその場所に関する様々な情報が表れています。また、それを見た人の行動や心理に影響を与える可能性があります。例えば、足跡が多くついていればその場所が人気である、混雑しているなどと感じ、それをもとにそこへ行こう、避けようというように行動のきっかけにすることがあります。本研究ではまず、展示会を想定したシチュエーションでの実際の足跡を記録・表示し、足跡が人の行動や評価に与える影響を調査しました。今後は、他の環境での活用や本物の痕跡と感じさせる足跡の提示手法の検討する予定です。
オープンキャンパス2024展示ポスター
メンバー
学会発表
・根岸彩香, 桑宮陽, 瀬野尾悠, 小林稔. 展示物付近の足跡が鑑賞者の行動と評価に与える影響の調査. マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2024)シンポジウム論文集, 2024, p.1559-1566.
・根岸彩香, 桑宮陽, 越後宏紀, 小林稔. 過去の物語を想起させる足跡表現手法の検討. サイバースペースと仮想都市研究会, 2022, Vol.27, No.CS-4, p.14-19.
・根岸彩香, 桑宮陽, 越後宏紀, 小林稔. 過去を想起させる足跡インターフェースの検討. ワークショップ2022(GN Workshop 2022)論文集, 2022, p.67-72.
受賞
・ヤングリサーチャー賞. 根岸彩香. 展示物付近の足跡が鑑賞者の行動と評価に与える影響の調査. DICOMO2024.