日常生活で利用しやすい対面コミュニケーションを支援するアクセサリ



概要


「人間は社会的動物である」と言われるように,人にはコミュニケーションが不可欠である.コミュニケーションにおいて自分の感情を伝える方法は,直接的に伝える方法と間接的に伝える方法がある.

聞き手が言葉の裏に隠されている感情を汲み取れないと,話し手が直接的に聞き手に感情を伝える必要があるが,直接的に伝えることに抵抗がある場合,直接的に聞き手に感情を伝えることは難しい.

この問題を解決するために,人の表現能力を拡張する研究が提案されている.

しかし,これらのデバイスは特徴的な見た目のデバイスが多いため,日常生活で身につけることに抵抗があり,自身の周りに着用している人が少なく,日常利用している人が少ないのが現状である.

そこで我々は,人に新しい表現能力を拡張するコミュニケーションの拡張デバイスを,人々が日常的に着用しているアクセサリの形状にすることで見た目の抵抗を減らし,それにより,曖昧な表現でユーザの感情を対話相手に伝えることで対面コミュニケーションを支援することを提案する.

メンバー


学会発表


・鈴木颯馬, 山田篤志, 小林稔. 日常生活で利用しやすい対面コミュニケーションを支援するアクセサリの基礎検討. 研究報告グループウェアとネットワークサービス, 2021, Vol.2021-GN-112, No.36, p.1-6.